とくじろう Tokuyiro
Musician, Videographer
7sonora / ナナ・ソノーラ
とくじろう : Percussion & Vocal
奈奈カンタリーナ : Vocal
山田裕 : 7strings Guitar
Ns Records Japan
7sonora(ナナ・ソノーラ)は、サルサをはじめとするラテン音楽(とくにキューバ音楽)とブラジル音楽を得意とする3人のミュージシャンが集まり独自のサウンドを追求しているグループである。
1st アルバム『Canto a la tierra』、2nd アルバム『Antítesis』が続けてワールドミュージック専門誌『Latina』の年間ベストアルバムに選出されるなど、日本のワールドミュージックシーンに登場した希有なグループとしてそのサウンドが注目を集めている。
ラテン音楽・ブラジル音楽の要素にポップス・ロック・ファンクなどの要素を加えたサウンド。ラテン音楽側から見ればそれはキューバに於けるNueva Trovaの流れであり、またブラジル音楽側から見ればMPBの流れと言うことが出来るが、7sonoraはそこに日本という要素を加味し、そのどちらをも内包した新たな音楽を発信し続けている。
Music Video
7sonora - Music Video -
7sonora - とっとき (Video Lyric)
7sonora『Dame la mano ~Babalu Aye~』Official MV 字幕付き
7sonora - Mañana ver. 2020 con Rubén Armas ~Quédate en casa~ 字幕あり
7sonora - Mañana ver. 2020 con Yasuyo ~Quédate en casa~ 字幕あり
7sonora - Mañana ver. 2020 ~Quédate en casa~ 字幕あり
7sonora - Rezo
7sonora - La vida gira y gira
7sonora - Love letter ~ Una confesión de amor ~
Albums
A la carta (アラカルト)
2018年5月リリースの3ndアルバム
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Birthday(作詞)
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La vida gira y gira(作詞・編曲)
- Love Letter ~Una confesión de amor~(作詞・作曲)
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Vamos a reír(作詞・編曲)
Canto a la tierra から6年。ミニアルバムではあるものの3作目となる本作。
大きな変化は配信のみのリリースになったこと。そして、全曲MVを公開することにしたこと。時代の流れですね。
『Bailable(ダンサブル)』をコンセプトに動き出した今回の制作。楽曲的にも歌詞の面でも新たな挑戦を随所に織り込んでみました。
Birthday : 曲の雰囲気に合わせ一部英語を使い、スペイン語と英語の歌詞にすることでサルサ・ロマンティカのように耳馴染みを良くし、よりポップなものに。
La vida gira y gira : フラメンコについて明るい、仲良しのパーカッショニスト木村和人氏に相談しながら今回初めてフラメンコの要素を取り入れてみた。フラメンコとソンを掛け合わせ、全体的にはルンバ・フラメンカのように仕上げた。
Love letter : 原点に立ち返る意味でも、バイラブレという意味でも、以前からどうしても書きたかったトローバの曲を書いてみた。どの曲でも常に意識していることではあるけれど、トローバということで、韻の踏み方にはより気を使いながら歌詞を仕上げている。
Vamos a reir : ストレートなソンの曲に仕上げたこと。これまでストレートなこの手の曲を作って来なかったので、逆にそれが新しいかな、と。
これまでの流れを汲みつつも新たなものも取り入れ自分たちの音にしていく。7sonoraらしい、7sonoraの『現在(いま)』がキュッと詰まった作品集です。
A la carta のセルフライナーノーツはこちら
1枚目のアルバムから7sonoraのことを応援してくださっているライターでもあり、Salsa120%の編集者でもある山口さんがこんなレビューを書いて下さいました!
7sonora の新作ミニアルバム。既出の2作品とも、高い意識とセンスの中で作られた音楽であることは記憶にしっかり残っていて、少なからず各々にカラーも異なっていたので、今回の新作を聴くのも楽しみにしていた。オーガニックと言ってしまうと、リラックスムードの音のようだけれど、そうではなく良い意味で肩の力を感じる内容。ヒターノ風味のアレンジも予測エリア外。プレーヤーとしてそれぞれの活動があるにも関わらず、グループの個性をかねてから感じているが、その並び無い存在を今回も示してくれているのが嬉しい。個人的に「Birthday」はツボです。
Antítesis (アンティーテシス)
2015年9月リリースの2ndアルバム
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La Ola Suave
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Tu Risa(作詞)
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Rezo(作詞・お経編集)
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うらら(作詞)
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A Cantar(作詞・作曲・編曲)
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Busca Lo Tuyo(作詞・作曲・編曲)
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ぼくのともだち(作詞)
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Riquitiki
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あなたのいた風景(作詞・作曲)
前作と比べこのアルバムは、ゼロから楽曲制作に取り掛かれたこと、そして制作段階に十分な時間的余裕があったこともあって、個人的にも実に様々なことに挑戦することが出来ました。
1stでは作詞のみだったのが本作では作詞以外にも作曲やアレンジ(ホーンやチェロの)なども手掛けたこと。日本語の歌詞の割合を高めつつ色々なタイプの歌詞を書いたこと。中でも最大の挑戦は3曲目の『Rezo』。すでにお聴きになった方はうなずかれるかと思います。
CDの方では紙面の都合上訳詞やライナーノートを載せることが出来ませんでしたので、セルフライナーノーツのページを設け、ぼくが今回手掛けた歌詞と、スペイン語の歌詞はその和訳をご覧いただけるようにしました。
また、試聴もそちらで出来るようになっています。
Antitesisのセルフライナーノーツはこちら
Canto A La Tierra (カント・ア・ラ・ティエラ)
2012年9月リリースの1stアルバム
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Ven Amigo(作詞)
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Estoy Bien(作詞)
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Siempre Estarás(作詞※スペイン語部)
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Buscando Un Aché(作詞)
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Noche Serena(作詞)
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Mañana(作詞)
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Canto A La Tierra(作詞※スペイン語部)
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Virgen De La Caridad(作詞※スペイン語部)
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A La Luna Un Deseo
縁があってスペインのカナリア諸島のランサローテ島にて録音し、マドリッドにてミックス・マスタリング作業を行った7sonoraの記念すべき1stアルバム。
NANAのアイドルで、ぼくも尊敬して止まない偉大なキューバ人アーティストPavel Urkiza氏やカナリア在住のキューバ人のグループMás Que Sonとの共同作業など、その後の7sonoraの方向性を決定付けたそんなアルバムでもあります。
急遽録音が決まったため、半数近くはすでにあったNANAとやーその曲をリメイクし、実際に新たに書いたのはそれ以外の曲。製作期間は1年未満という大慌てで制作した曲達ですが、1stアルバムということもあり、またスペイン録音ということもあり、実に思い出深い愛おしい作品ばかりです。
こちらもセルフライナーノーツと試聴を用意しています。
Canto A La Tierraのセルフライナーノーツはこちら